妊娠を知った瞬間から、型通りの男親の悩みをずっと持っていました。
自分のお腹から出てきた訳でもない子供のことを、本当に愛することができるのだろうか。
そもそも自分に人の親たる資格があるのだろうか。
二人とも40近いし、両親も高齢だよなぁ。
お金大丈夫か?妊娠している妻のことを支えていくことができるのだろうか。
生まれてきた子供のことを幸せにしてあげられるのだろうか。
妊娠中に何かがおこって流産してしまったらどうしよう。
出産中になにか異状が起こって妻も子も失ってしまったらどうしよう。
生まれてきた子に障害があったらどうしよう。
ほんとうにいろいろなことを考えて悩みました。
でも、自分が特別とは思わない。
親になる人はみんなこれくらいのことは考えて悩んでいるのだと思います。
そして、4日前、予定日より随分早く出産しました。
出産には最初から立ち会うと決めていました。
妻は割と初期から自然分娩で産むと決めていて、その苦痛を共有も肩代わりもできないけれども、その場にいてあげて、それがちょっとでも助けになるのなら一緒にいてあげたいと思いました。
最初に子供の姿が見えた瞬間、よく言われるように涙が出てくるようなことは、実はありませんでした。最初に思ったのは、なんと、「ああ、僕たちはこの子に死すべき定めを与えてしまった」ということでした。
多分最近「ローマ人の物語」を読んでいるのでローマ人の死生観に影響を受けたのでしょう。我ながら安っぽい。
でも、僕も両親によって生み出されたけれども、結局は死ななくてはならないからと言って生まれてこない方が良かったと思ったことはありません。それは、多少なりとも生きていく悦びを知っているから。今後いつ死を迎えても、心残りはいっぱいあるだろうけど、生きてきてよかったということは間違いなく言える。
僕は、僕の子にも、そう考えることができるようになってほしいと思います。
いろいろ書いたけど、まーようするに、家族仲良く、ガンガン遊びに行こうね!ってこと!